戒名の値段・相場

戒名の疑問「お寺ネット 仏事相談室から」

日本の葬儀は、9割近くが「仏式」そこにもれなくついているのが「戒名」。

僧侶は「戒名は大切」というが、世間一般の人から見ると「疑問」が一杯

「戒名はいらない?」

日本消費者協会の調査によると、葬儀の85%以上が仏式で行われいる。

仏式の葬儀では、戒名をもらうのが基本であり、仏弟子として引導するべきものであると解釈されている。

一方で、読売新聞が実施した世論調査では、「戒名は必要ない」と回答した人が、実に56%に占めた。これは、元気な人に対しての調査であるため、実際の葬儀での調査ではないとはいえ、半数を上回ることは驚きである

戒名の値段・相場

そこで問題となるのが「戒名料」特には、戒名のランクに関する疑問と不満

一般的な、戒名のランクを見てみると、地域差はあるものの

  • 信士・信女 30万~50万円
  • 居士・大姉 50万~80万円
  • 院号信士・院号信女 80万円~
  • 院号居士・院号大姉 100万円~

最近は、不況もあり、上記の2割ほど金額も減ってきているそうです。

浄土真宗は、一番安い?

浄土真宗は、通常「釋〇〇」となり、上記のようなランクがありません。

ですから、通常法名 10万円~30万円と格安です。ただし、院号は本山から授かるものとされており50万円~

過去帳
浄土真宗では位牌を用いず、過去帳に記載します

 

お布施を料金化する企業の論理と反対の仏教会

そんな中でネットで戒名を付けられるという時代になってきました。イオンのお葬式では、戒名料を明記したことから、仏教会と「お布施は料金ではないと」大きく激論が交わされました(全日本仏教会の記事

アマゾンでお坊さんが呼べる時代

現在は、中止されましたが「お坊さん便」 アマゾンんでお坊さんが呼べると社会的に注目を集めました

ネットで戒名とお坊さんが注文できる時代

ネットで戒名と検索すればわかるように、様々な企業のホームページが目立ちます。

一例をあげると

戒名のみとなりますが、

  • 信士・信女 2万円~
  • 居士大姉 6万円~
  • 院信士・院信女 16万円~
  • 院居士・院大姉 20万円~

一般的な冒頭のお布施と比較するため、葬儀とセットにすると

  • 信士・信女 16万円~
  • 居士大姉 20万円~
  • 院信士・院信女 30万円~
  • 院居士・院大姉 34万円~

このように、実に半額近くの金額となっています。当然のことですが、企業が営利目的での販売となり、消費税もかかることでしょう。

死ぬのにいくらかかるか?

大宮 知信著「死ぬのにいくらかかるか!」より抜粋

戒名料が格安の寺がある。

本寿院では、院号や居士・信士などランクに関係なく一律3万円である。

「お金の事より供養が大事ですから、」と住職の三浦尊明さんが笑みをたたえたホトケ様のような表情で語る。

お寺も「経営方針」によっていろいろなのだ。お布施だから決まった料金はない、お気持ちで良いという。

そんな仏教界の建前を信じている人は一人もいないだろう。戒名料には相場がある。

ほとんどのお寺では馬鹿馬鹿しいランクによって値段が決まっている。問題は戒名に大枚を払うだけのご利益があるかどうかということだが、、、(P25)

お骨仏のお寺としてNHKにも紹介されているお寺。お困りの方には無料でも戒名を付けると公表しています

戒名は、付けるのも?授かるもの?

お寺や企業によってさまざまな考え方もあります。

料金で考えたら、安い方が良いというのは当然です。しかし、菩提寺のある方はそのお布施がお寺のために使われ、ひいては、自分のお寺のために使われていくものです。

菩提寺を持たない方が、何を基準に、どこから戒名を授かるか?なぜなら、戒名は墓石に刻まれ、末代までの大切なものです。いい加減に付けることは出来ないものです。

戒名の値段・相場を見てみると、様々な考え方がある。2万円から100万円までの差は何か?

もっとも、戒名に原価はありません。

経済的に一番安いのは、ご自分で付けてみる事です。

自分で戒名を付ける方法

戒名・法名・法号について