お寺ネット仏事相談室に寄せられた「人形供養ついて」ご紹介します
人形供養とは
乳幼児の死亡率の高かった古来日本では、穢れを移す身代わりの人形(にんぎょう・ひとかた)を子供の枕元へ置いて、災厄を祓う風習がありました。
そして時代を経て現在でも、かわいい子供のおもちゃとしてだけではなく、子供が健やかに育ち幸せになって欲しいという両親や祖母の願いをこめて送られるのが人形です。
そして古くなってしまった人形や、両親や大切な方から頂いた思いの込められた人形をどうしても手放さなければいけない状況になった時に、そのまま処分するのではなく感謝の思いを込めてお寺や神社で供養してもらうことが人形供養です。
人形供養には、いくつかの方法があります。その代表的な方法を紹介いたします。
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Q:人形供養ってしないといけないですか?
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Q:人形供養の方法は?
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Q:人形供養を自分んでできますか?
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Q:ぬいぐるみの供養はどこで?
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Q:仏壇や位牌の供養は?
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Q:しっかり人形供養できるお寺は?
などなど、様々な人形供養の相談が寄せられました
掲示板形式の相談室ですので、わかりやすいように整理し紹介します
人形供養はどこも同じだと思っていませんか?
人形供養の方法や供養法
宗派(天台宗・真言宗・浄土宗・曹洞宗・臨済宗・日蓮宗)によっても唱えるお経や方法は違ってきます。
原則、浄土真宗では人形供養を行っておられません。
また、寺院によっての考え方も様々です。
もちろん、人形供養お布施の金額も、そのお寺によって違ってきますので注意が必要です。
大切にしてきた人形さん
人形とは、身代わりになってくれると信じられてきましたので、簡単に処分することは出来ません。
中には、人形供養中に泣き崩れる方もあります。それほど、人形に対する思いが強く、人形に念(魂)が入っているといっても過言ではありません。
人形供養は、人形だけでありません
日本人形ばかりでなく、こけしや、ぬいぐるみ、フランス人形、テディーベアや遺品・遺髪・思い出の品・仏壇・仏具・位牌・遺影写真などゴミとして出せないものは、人形供養としてご供養されます。
人形供養の基本は、「目」のあるものです。
また、思いや念が強いものは、人形供養として感謝の法要をされることをおススメします。
人形供養の料金(お布施)
多くのお寺では、人形1体につき、いくらという目安を出しています
供養料: 3,000円~(1体につき)大きさによりかわります。
※ぬいぐるみなどの20cm以下等の小さいものは2,000円~3,000円
雛人形等は組人形の数などにより、30,000円~
というお寺もあれば、
何体でも一箱 5,000円~というお寺もございます。
お寺ネットでも紹介してまいります。
九州での人形供養