お遺骨・お墓・永代供養でお悩みの方へ
あなたは、お墓を作りますか?
でも、お墓があっても後を継ぐ人がいない・・・
すると・・・「墓じまい」となってしまいます。
では、お墓の無い方はどうすればいいか?
散骨?永代供養墓?樹木葬?
そればかりでなく、「お骨仏」という方法があります。
「お骨仏?」とご存じない方も多くあります。
お骨仏とは
骨仏って何でしょう?
ほねぼとけ?ガイコツのほとけさま?
骨仏は「こつぼとけ」もしくは「こつぶつ」と読みます。
※「ほねぼとけ」もあながち間違いではないようです。
※ 「仏像葬」という方もあります。
一言でいうと骨仏とは、
ご遺骨で作られた仏さま!
または、
ご遺骨をおさめられる仏さま!
の事です。
お骨でできた仏さま?がいこつみたいで怖い!?
そうお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、大阪の「一心寺」では一体目の骨仏が明治20年に造立されてから今日まで通算14体(内6体は戦火により焼失)造立されるなど、130年の歴史があるご供養方法です。
古来、霊場への納骨や納髪の風習があるように、故人の遺骨や遺髪をお寺に納め、永代にわたって供養するしきたりがありました。また、仏教では仏像を造って礼拝することはこの上ない善根功徳とされています。多くの人々に礼拝される仏様を、遺族にとっては何より尊い故人のご遺骨でもって造立する。それにより、お骨佛を拝めば故人に供養するのと同時に、仏様を礼拝供養することになるのです。まさに仏様への崇拝と先祖供養の精神が融合した、真に妙なる功徳の仏様、それが一心寺のお骨佛様なのです。
第1期造立以来、130年以上の歴史をもち、およそ200万人にもおよぶ故人が、阿弥陀仏のお姿になって一心寺の納骨堂・お骨佛堂に鎮座しておられます。全国各地は言うに及ばず、遠く海外からも一心寺のお骨佛に、と納骨され、いまでは大阪人の誇りとされ平成17年には、その信仰習俗に対し、大阪市の無形民俗文化財にも指定されています。
2018年10月11日に放送された、NHKの『所さん!大変ですよ「お墓の悩み一挙解決スペシャル!」』で紹介された骨仏のお寺(東京大田区 本寿院)では、骨仏に生前に申込む人が増えているという事です。
お子さんがおられない方、娘さんだけの方、おひとり様の方、お子様はおられても子供に迷惑をかけたくない方等、お墓の心配をされていた方が骨仏に生前に申し込む事で、(自分の)死後の心配が無くなり、人生を前向きに考える事が出来るようになったという事です。
お骨仏の種類
お骨仏は大きく2種類に分けられます。
一体型骨仏(いったいがたこつぼとけ)
一体型骨仏は、ご遺骨を材料に混ぜ合わせ固めて作る骨仏のことです。大阪の「一心寺」がこのタイプの骨仏になります。
お寺に納められた一定期間分のご遺骨を粉状にし、材料として水やセメントなどと混ぜて造られた骨仏です。
胎内納骨型骨仏(たいないのうこつがたこつぼとけ)
胎内型骨仏は、中が空洞になっている仏像の中にご遺骨を納める方法の骨仏です。
一体型骨仏と違い、骨仏の中にお骨を納めるので、お寺によっては期間内であれば、お骨を返してもらうことも可能です。
東京では本寿院が有名で、本堂にお骨仏が安置されており、毎日参拝できます。
お骨仏の費用
お寺によって様々ですが、3万円~5万円くらいのところが多いようです。しかも、年会費、管理費や永代使用料も全て含まれてこの金額というところがほとんどです。
大阪「一心寺」であれば、1万5千円(全骨)で納骨を受け付けてくださり、遺骨を仏さまとして祀ってくださり永代供養されます。
こんなに安く、そして有難い方法は他にはありません。
全国の骨仏のお寺
全国のお骨仏があるお寺です。
大阪の一心寺では改葬納骨等が増えたことにより、お骨の総量が急増し「お骨佛造立の限界」を超えんとしている事態が深刻化しており令和3(2021)年1月1日以降、納骨の受入れを制限しているとの事です。
詳しくはホームページでご確認ください。
香川県:法然寺
■電話:087-889-0406
福岡県:勝楽寺
■電話:0944-87-3154
最後に
最近では、地方に残してきたお墓を都市部に移す「改葬」。またお墓を管理維持できずにお墓を手放す「お墓じまい」。また面倒をみてくれる子供がいない方が増えている。等の理由により、現代の新しいお墓のかたち!として「骨仏」が注目を浴び始めてきました。
そして、都市部で一般的なお墓を購入しようとすると、「墓石代」「永代使用料」等、高額な料金がかかります。それがお骨仏の場合、1霊あたり数万円のみ。しかも、管理費等年間にかかる料金が不要というお寺がほとんどで「圧倒的に安い」ということも一つの要因でしょう。
経済的な負担が少なく、ご遺骨がほとけ様とひとつになり、皆に手をあわせてもらえる!そんなお墓が骨仏です。
きっとこれからもますます注目を集めることになるでしょう。