最近、子供と近所の動物園によく出かけます。間近で迫力のある動物を観察したり・・・。

中でもゾウさんの前では時間を忘れ、いつまでも眺める方が多いそうです。なぜでしょうか・・・。
聞くところによりますと、ゾウさんには私達の心が癒されるテンポがあるということです。

心が癒されるテンポについては古来より日本人が好む四季折々の風物があるそうですが、
「桜」「蛍」「雪」 この三つには、ある共通点があるということです。

ひらひらと舞い落ちる桜、川面をユラユラと飛び回る蛍、フワフワと降り積もるボタン雪。
そのどれもがおよそ秒速50センチ、それに比べ人の歩く速さは秒速1mを越えるそうです。

1秒間に50センチ移動する桜の花びら、蛍、ボタン雪、そのテンポが心地よいということで、
そのテンポは先のゾウさんのユッタリと動く光景と重なるのではないでしょうか。

街行く人の雑踏のスピードに乗せられ、歩き遅れるとジャマにされ、せわしない生活の中で、
知らずに心の癒しとなる動物園のゾウさんを時間を忘れ眺めてしまうのもうなづけますね。

「忙しい」心を亡くすと書きます。慌ただしさの中で心をなくさぬよう、心が荒れぬよう、
座禅はもとより、時にはゆったりした時間を持ち、呼吸を感じ、今ある自分を見つめましょう。

ありがとうございました。