お寺ネット 戒名をつける方法について

 

戒名は必要か?

 

仏教徒であるなら、戒名は必ず必要です。

戒名を授かり、御仏の仏弟子として浄土にお導きいただきます。

俗名の位牌では、意味を成しません。葬儀の時には、必ず必要なものです。

皆さんが、今どのような事にお困りなのか?それによって戒名の在り方も変わってきます

ネットで戒名を授かる場合

「戒名」と検索すると、たくさんのネットで戒名をつけるサイトが出てきます。

たくさんありすぎて、どの様な違いがあるのか?

経済的な困りの方は、無料のサイトもあります

 

ネットで戒名の申し込みを受け付けるサイトが多くなりました。

それぞれの特徴がありますので、内容を確認してご相談になってください。

戒名を付けないと困る理由

戒名がないと位牌が造れない。

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通常、49日に白木位牌から塗の位牌「本位牌」に魂がえされます。

またお墓のある方は、49日に納骨をされます。

位牌や墓石に戒名を刻む為には、10日ほど余裕が必要になります。

戒名がないと、位牌や墓石に刻むことが出来ません。

また、俗名の位牌では、位牌の意味をなしません。大切な戒名を授かり

お位牌を作ってご供養されることを強くおすすめします。

亡くなってすぐ「葬儀について

 

戒名のランク?

 

戒名のランクというか種類があります。

一般的な戒名は、信士・信女です。

俗に、良い戒名といわれるのが、居士・大姉

世の中の為に尽くしてこられた立派な戒名は、院号がつきます。

戒名に区別はありませんが、人間社会の習俗の中から生まれていることから、いつしかランクと言われるようになりました。

もっとも昔は身分制度が厳格だったことから、そのような不満もなかったと想像します。

両親に院号がある場合

両親と同じお墓に入るのであれば、同じような戒名がふさわしいです。

子孫が先祖を超えて繁栄することは喜ばしいことですが、先祖に院号があるのに今度入る両親には院号がないとなると、肩身が狭いという俗的な考えもあります。ちょっと無理してでも、先祖の戒名に合わせて授かるのが親戚一同が納得する事でもあります。

また、親戚の中には、戒名にうるさいおじさんがおられます。

我が家は、先祖代々院号を授かる家系であると誇りに思っている方もあります。

伴侶に院号がある場合

先に亡くなった伴侶に院号がある場合、同じ戒名が求められます。

奥様が院号なのに、後から亡くなったご主人には院号がないとなると夫婦が釣り合わなくなります。

仲の良かったご夫婦であればなおの事 同じ戒名を授かる事を強くお勧めします。

菩提寺のない方は、葬儀社さんや仏壇屋さんに紹介してもらいましょう。

その際に、評判を聞いておかれるといいでしょう。

家の近所だから・・・などといった安易な理由だと、こんなはずではなかったと後悔される方もあります。

御住職がどのような方なのか?お寺の評判が大切です。

寄せられる一番多い相談 戒名料の問題

戒名の相場について

宗派 /信士・信女/居士・大姉/院信士・院信女/ 院居士・院大姉

曹洞宗 /30万円~ /50~70万円/なし/100万円~

真言宗 /30~50万円/50~70万円/なし/80万円~ 100万円~

天台宗 /30~50万円/50~70万円/なし/80万円~ 100万円~

浄土宗 /30~40万円/50~60万円/なし/70万円~ —

臨済宗 /30~50万円/50~80万円/なし/100万円~

日蓮宗 /30万円~/なし/ 50万円~/100万円~

浄土真宗 /釋○○/なし/なし/〇○院釋○〇
20~30万円           50万円~ 1000万円

全国平均は、51万4千円 平成25年8月17日読売新聞(日本消費者協会のアンケート2010年)

戒名料について、料金不透明

読売新聞
読売新聞 紹介された戒名記事

 

位牌について

49日には、白木位牌と本位牌が必要となります。49日までは白木位牌で供養し、49日時に、本位牌に開眼(魂入れ)をしてもらいましょう。仏作って魂入れずといわれるように、開眼法要されて初めて信仰の対象になります。

葬儀を行わず、白木位牌がない方は、ご僧侶に急ぎ作ってもらう事をおすすめします。

本位牌は、仏壇店に依頼してください。(一般的な位牌は、4寸20cmほど)2万5千円から5万円位

製作するのに、1週間から3週間の時間がかかりますから、ご注意ください。(49日に間に合わないといけません)

戒名を授かると同時に、本位牌造立ならび、お墓のある方は、49日に納骨されますので、墓石に戒名を彫ってもらいましょう。これも2~3週間の時間がかかります。

菩提寺のある方

お墓
墓参

菩提寺のある方は、菩提寺の住職から授かる必要があります。

菩提寺とは
菩提寺の“菩提”とはさとり、めざめを意味する梵語です。梵語とは「ぼんご」と読み、古代インドの文章語で、サンスクリット語ともいいます。この梵語の発音に漢字をあてたのが、“菩提”です。つまりさとり、めざめのために建てられたお寺を菩提寺といい、家族や親類、また縁の深かった人などがどうかお釈迦さまのようにさとれますように、めざめられますように、こうした人々の切なる願いによって建てられたお寺が菩提寺です。菩提寺は、みなさんの先祖代々のお墓があって、法要を営むお寺ということです。

お墓は、菩提寺から土地を借りて建てているものです(永代使用権)

ですから、菩提寺から、戒名・法名・法号を授からないと、納骨できない可能性がございます。

ネットで付けた戒名で葬儀をしたが、納骨時に菩提寺から拒否された。再度葬儀をするように言われた。再度戒名の付けなおしになったなど、様々なケースが報告されていますのでご注意ください

ただ、菩提寺へのお布施は、そのお寺を管理護持するための費用となり、檀家さんみなさんの為に使われているのもです。

お寺がいつもきれいで、気持ちよくお参りが出来るのは、その為です。

宗教学者が出版した本

島田裕巳先生「戒名」「戒名無用」

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ひろさちや先生「戒名・法名のはなし」

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葬送研究家・ジャーナリストが出版した本

二村 祐輔氏

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花岡鉄州氏

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僧侶が出版した本

本寿院 住職 三浦尊明

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墓じまいについて

お墓じまい

菩提寺はあるけれど、田舎のお寺にはいけないので、いずれ墓じまいしたいという方も多くあります。

その予定がある方は、ネットで戒名を授かるサービスを利用されても良いと考えます。

墓じまいを優先すると、いつまでもご供養が出来ない事になってしまいます

墓じまいには、時間も費用もかかります。2年~3年かかる場合もあります。

お墓にあったご遺骨を、自宅に置くという事も衛生上(雨に濡れてカビ等)お勧めできません。

墓じまいの手順は、次の納骨先を見つけるのが先決となります。永代供養墓・散骨・樹木葬など様々な葬送方法がありますが、一番費用が安いのが「仏像葬」です。

お墓じまいのページはこちら

仏像葬とは、別名「お骨仏」と呼ばれていて、遺骨で出来た仏像の事をいいます。大阪一心寺では、22万人の遺骨で1体の仏像が完成しました。東京では、本寿院が有名。お墓の形ではなく、仏像として皆さんが手を合わせ役に立つと「死後の希望」でもあります。

費用も1万円~3万円程と格安ですむのも魅力的なところです。(一心寺では、申し込みの多さに、受け入れを中止されました)

お骨仏コム

戒名を安く授かる方法は「生前戒名」

生前戒名を授かる。仏さまの仏弟子となる正式な儀式をうけます

元来、戒名は生前に授かるものです。各宗派でも生前戒名の儀式を行っております。

宗派によっては、1万円程度~3万円程で授かることもできます。

東本願寺 帰敬式 1万円

築地本願寺 1万5千円

円宗院 3万円

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戒名を自分で付けてもいいですか?