御朱印に関する問い合わせも多く寄せられていることから、令和2年8月15日
お盆に寄せて御朱印を書かせていただきました。「ただ、ありがとう」
「御朱印の基本と参拝方法について」ページを追加しました。
御朱印情報スタートです
過去のお寺と現在のお寺
私は、札所のお寺に生まれ育ちましたので、御朱印といえば年配の方ばかりでした。
観光バスが止まり、先達さんが案内して、おじいちゃんおばあちゃんが団体参拝される。
その間に、御朱印やおいずるを一気に書き上げ、添乗員の方にお渡しする。
お寺には、巡礼姿の方々であふれているという、当たり前の光景でした
しかし、最近はどうでしょうか?
若い方が、カバンに御朱印帳を入れ、まるで宝物のようなカラフルな御朱印帳を取り出されます。
御朱印帳の形や大きさにバリエーションが。
無機質な御朱印帳ではなく、中には、手作りした御朱印帳や、スケッチブックのような大きな御朱印帳
マッチ箱のような小さな御朱印帳 辞典のような分厚い御朱印帳
そして窮境なのが、真っ黒の御朱印帳
通常、筆と朱肉というイメージが、一気に崩れ去るような御朱印帳で、書き手である僧侶も困惑してしまいます。
そして、お寺の中では、同じような若者が、御朱印帳自慢され、見せ合って、情報共有されています。
初めて会ったであろう御朱印帳仲間と、御朱印談議に花が咲きます。
それは、まるで「切手マニア」か「鉄道マニア」のようで、同じ趣味を共有している姿があります。
御朱印とは、納経の印
御朱印とは、本来は、納経 つまりは、お経を写経してそれを奉納したことがはじめであります。
それが、現在では、神社でも参拝記念として授与されるようになり、お寺も数種類の御朱印を用意して、飽きさせないようにカラフルな御朱印に変貌してきています。
何であれ、御朱印を通じて、お寺に若者が返ってきたことは、とても喜ばしいことであります。
お寺に興味を持ち、本尊に興味を持ち、手を合わせ参拝される。
巡礼は、札所があり、1番からめぐると、最終札所まで巡らないといけないかのように心が駆り出され、思わず旅行の計画を立ててしまいます。
巡礼先には、様々な名物や名品があり、ちょっとした小旅行となります。
こんな楽しく、意義がある御朱印めぐり。
お寺ネットでもぜひ取り上げて、様々な御朱印を紹介していきたいと考えております。
管理者が僧侶であることから、
御朱印を受ける一般の方の立場から、おすすめの情報であったり
御朱印を書くお寺の立場からであったり、
様々な角度から、御朱印を検討して情報を紹介してまいります。
コロナ禍の中で、観光というレジャーは何だか気が引けてしまいますが、
古来から行われてきた「信仰という巡拝」は、気軽に、そして心と体の健康にもよいと思います
お寺の階段を上るだけでも大変ですから・・・。
皆さんが、仏様と結縁され、楽しく幸せな御朱印生活を送られることを心より願っております。
管理者 三休 合掌