写仏のリンク集です

本来、本格的な仏画を描くための白描図(彩色をともなわない墨線だけの下絵)を写していくことをいいます。大陸から伝来してきた仏教ですが、仏さまの図像を墨一色だけで写す写仏を行や、美にまで高めた歴史は、日本だけが持つ独特のものです。日本人の精神性や美意識の高さから生まれたのがこの伝統的な白描写仏だといえるかもしれません。白描図の上に薄い和紙をのせ、仏さまのお姿を写しとって行く。黒の線を夢中で継いでいく作業はやさしく、何ともいえない清浄な空間のなかで心のやすらぎを感じる一時です。

 また、写仏を行うことにより仏様のお姿を身近に感じることができます。
写仏用紙に下絵像が印刷されていますので、絵の苦手な方でも十分に写仏を楽しめます。
お忙しい毎日をお過ごしの方も、京都の禅寺で、しばし安らぎの時間を「写仏」によって持たれてはいかがでしょうか?(勝林寺)

勝林寺

写仏
二見書房

 

写仏には、非常に厳格な決まりごとがあります。例えば、写仏をするときには、処女の女性が朝の4時から掃除をするなど・・・

それほど、大切なものを、心をこめて書くこと。そしてそれが、信仰の対象として命が吹き込まれ、手を合わせる仏となります。

現代では、そんなに難しく考えることはありません。仏を感じ、仏と一体になって写仏してみてください。書店には簡単に色鉛筆でできる「写仏(二見書房)」などがあります。これは、人気となり、台湾でも出版されています。

本寿院

金剛院

當麻寺

東大寺

長谷寺

智積院

随心院

薬師院

大覚寺

増上寺