読経供養のあとに回向と申しまして、締めくくりのお唱え文を読みます。

「回し向ける」

お経の功徳によって受けた教えや実行することの功徳を、
次に周りのすべての方にも分けてあげて下さい

という願いであります。

このことは、遥か昔より伝わってきた大事な尊い功徳法であります。
私達が現在こうしているのもご先祖様祖父祖母両親が祈ってくれてたおかげ。
そして現在でもどこかで誰かが平和を祈念し、その回向がこちらに向かってる。
それを感じ、聞く耳、心を持てたとき、なんと有り難いことでありましょうか。
そこに感謝すべく、次に自分が良い行いをし、その回向を次に回し向けること。

「自分さえよければ」という誠に残念なニュースを聞く社会状況の中にあって、
すべてのものに分かち合う心を持つ。手を差し伸べ、助け合う世の中になるように。

遠い過去に誰かが私のために回向してくださった「恩」を次に生かすためにも。
先祖に感謝、未来に幸あれと回向功徳の心を養うべく、今を大切に生きましょう。

ありがとうございました。