炎天下にキノコを黙々と干している一人のご老僧に、
のちの道元禅師が声をかけました。

「この暑い日差しを避け、涼しくなったら干せばどうですか」

するとご老僧は

「さらにいずれの時をか待たん」

と「今やらずしていつやるんじゃ!」という返事に道元修行僧は、

「では若い僧にまかせたらどうですか」

するとご老僧は

「他はこれ我にあらず!」

と口調を強めたということです。

「他人のしたことは自分の修行にならん!何を言っておるのじゃ!」

という返事に道元修行僧は「ハッ」としたそうです。

「他はこれ我にあらず」 自分がなすべきことに全力を尽くす。

今年も、高校サッカーや夏の全国高校野球大会では数々の感動を与えてくれました。

それぞれが自分の力を発揮し、悔いのない時間を楽しみ次の戦いに向け、さらに練習を重ねていることでしょう。
夢を追う若き姿に教えられることは大であります。

話は少しそれますが、とかく人は他人の行動、言動が気になるものです。
あれをした、しなかった。 言った、言わない。
自分がせずもしないのに他人を批判したり、反発をしたり。

批判をするまえに、自分がなにをしているのか、しなかったのか、
そのことに目を向けるべきであります。

宗教は他人を変える教えではなく、自らを導く教えであります。
それぞれの苦しみや悩みは自から出た毒、それは自ら治すべきこと
そこにアドバイスを、手助けをすることが宗教であります。
たとえ一言でも参考になれば幸いであります。

ありがとうございました。