お寺ネット人生相談|2008年5月29日の相談をもとに再編集しています。相談者:ヨシさん(16:59/No.6538)/原題「またヤル気がなくなってきた」
翌週に仕事復帰を控えていたヨシさん。少し前まで調子が良かったのに、横になる時間が増え、何もする気が起きず、食欲も落ちてきたと相談されました。予定どおりに戻れるかを一人で抱えず、今の体調を伝えるところから考えます。
相談:来週から復職予定。でも、また調子が悪くなってきました
来週から仕事復帰の予定の、30代の男性です。今週に入って、少し調子が悪くなってきました。
先週からベッドに横になっている時間が多くなり、何もする気になれません。食欲もあまりありません。明日は2週間に一度の通院日ですが、それも気が重いです。
先週半ばまでは良かったのに、このままではフルタイムで働けそうにありません。
※改行・表記を整えています。病名、休業の理由、職場の制度は相談文に書かれていないため、推測して決めつけていません。
当時寄せられた返信
ヨッシーさん(2008年5月29日19:58/No.6547)は、同じ30代の男性として、何かをするのが億劫になったり、仕事へ行くのがつらくなったりした経験を伝えました。体を大切にし、勤務時間や残業の軽減、仕事の手助け、休日の休息などを相談してはどうか、という返信でした。
返信には「働かなければ」という社会的な圧力を表す言葉もありましたが、体調の悪い人に無理な復職を促す助言にはしません。仕事や生活への心配も含め、医療と職場の支えを借りて調整することを大切にします。
お寺ネット住職
ヨシさん、復帰を目指してきたところで調子が変わると、「間に合わせなければ」と焦ると思います。通院さえ気が重いほどなのですね。今の変化を、やる気や根性の問題として責めなくてよいのです。
少し前まで調子が良かったことも、今つらくなっていることも、両方をそのまま伝えてください。良くなっていた時期があるからといって、今のつらさを隠して予定に合わせる必要はありません。復職の準備には、体調の変化を知らせて計画を見直すことも含まれます。
次の診察では、変わったことを短く伝える
明日の診察では「来週復職予定だが、横になる時間が増え、何もする気になれず、食欲も落ちている。フルタイムで働けるか心配」と、相談文をそのまま見せても構いません。上手に説明しようとしなくて大丈夫です。
余力があれば、いつから変わったか、起床・睡眠、食事、日中の活動、通勤や仕事を想像したときの負担などを、短くメモしておきましょう。細かな記録をつけることまで新しい負担にせず、分かる範囲だけで十分です。

復帰日や勤務時間は、一人で判断せず相談する
この相談文だけで、来週の復帰が可能か、延期すべきかは判断できません。主治医に今の状態と予定している仕事内容を伝え、復帰時期や必要な配慮について相談しましょう。診断書などが必要かも確認してください。
そのうえで、職場の人事・労務担当、産業医などの窓口に、体調が変わったことを早めに知らせます。厚生労働省「こころの耳」は、本人を通じた主治医と職場の連携や、復帰に向けた支援を案内しています。職場との連絡、相談等(こころの耳)
伝える例は「復職予定ですが、直近で体調の変化があり、主治医と相談します。復帰日と勤務負担について、相談の機会をいただけますか」でよいと思います。職場へ医療情報をどこまで共有するかは、必要な範囲を主治医や担当者と確認してください。
戻った初日から、以前と同じ量を背負わないために
復帰する場合、勤務時間、残業、業務量、休憩、通勤の負担、困ったときの連絡先などを、職場と具体的に相談します。短時間勤務や段階的な業務の増やし方が使えるか、どの時点で状態を見直すかも確認しましょう。制度や実施できる内容は職場によって異なるため、必ず利用できるとは限りません。
「復帰したら二度と弱音を言えない」と思わなくてよいのです。復帰後も体調と負担を確認する機会を設け、つらさが増えたときに誰へ伝えるかを決めておくと、相談しやすくなります。働けるかを自分一人で証明しようとせず、支えのある計画を相談してください。

通院や日々の暮らしも、手伝ってもらってよい
通院の準備がしんどければ、持ち物を減らし、信頼できる人に付き添いや連絡を頼む方法があります。受診そのものが難しいときは、黙って我慢せず、医療機関に連絡して対応を相談してください。通院や治療をやめるかどうかを、自己判断で決めないようにしましょう。
食べられるものや水分を少しずつ取るなど、今できる生活の支えを大切にしてください。食事や水分が取れない、急に具合が悪くなるなどの場合は、予定の診察日を待たず医療機関へ連絡してください。運動や生活改善も「復職までにこなす課題」にせず、今の状態でよい過ごし方を主治医に尋ねましょう。
予定を見直すことは、自分を守るための相談です
ヨシさんの大切さは、フルタイムで働けるかどうかで決まりません。「せっかく良くなったのに」と、これまでを全部無駄に感じる必要もありません。今の体調を伝えることは、これからの生活を長く支えるための一歩です。
お寺で不安を話すことが気持ちの支えになるなら、その時間も頼ってください。祈りや気合いで体調を押し切る必要はありません。医療や職場での相談と、気持ちを聞いてもらう場所を、両方持ってよいのです。
まずは次の診察で、「先週までと今では調子が違う」と伝えることから。復帰の予定よりも先に、今のヨシさんの状態を、関わる人たちと確かめていきましょう。
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※過去の掲示板相談をもとに再編集しています。復職の可否や治療については、主治医や職場の担当者にご相談ください。イラストはイメージで、実在の相談者を描いたものではありません。

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