うるう年に仏壇やお墓を買っても大丈夫?

うるう年に仏壇やお墓を購入したり納骨したりしても大丈夫かを解説するイラスト
目次

納骨してはいけないという迷信について

お寺ネット 仏事相談

相談番号:No.306
投稿者:イルカ さん
投稿日:2008年3月3日
相談タイトル:うるう年


結論|うるう年でも仏壇・お墓の購入や納骨をして大丈夫です

うるう年だからという理由で、仏壇を購入したり、お墓を建てたり、納骨したりすることを避ける必要はありません。

「うるう年にお墓を建てるとよくない」「仏壇を買うと悪いことが起きる」といった話を耳にすることがありますが、仏教の教えとして、うるう年の仏壇購入・墓石建立・納骨を禁じる決まりがあるわけではありません。

一周忌までにお仏壇やお墓を整えたいというお気持ちがあるのであれば、うるう年を理由に延期する必要はないでしょう。


ご相談内容

うるう年に、お仏壇を購入したり、お墓を建てたり、納骨したりすると、悪いことが起こることがあるのでしょうか?

そのような話が気になって、購入するかどうか悩んでいます。

8月で一周忌を迎えるので、それまでにお仏壇とお墓を用意し、納骨もできればと考えているのですが……。

うるう年でも大丈夫なのでしょうか。


当時のお坊さんからの回答

回答者:一僧侶
回答番号:No.309
投稿日:2008年3月3日

どなたかからそのような話を聞かれて、気にされているのでしょうか。

心配なさらなくてもよいでしょう。

ご供養は、自分たちにも功徳として還ってくるものです。

仏壇をお祀りし、お墓を建立し、納骨してご先祖さまを供養することは、悪いことではありません。

ご先祖さまをきちんとお祀りし、ご家族の幸せを祈ってください。

菩提寺があるようでしたら、一周忌を迎えるにあたって、ご住職へ相談されるとよいでしょう。


現在の住職からの回答

「うるう年にお墓を建ててはいけない」

「うるう年に仏壇を買うとよくない」

「うるう年の納骨は避けた方がいい」

こうした話を聞いて、不安になる方があります。

特にご家族を亡くした直後は、

「何か間違ったことをして、故人に申し訳ないことにならないだろうか」

と、普段以上に気になるものです。

しかし、仏事について考えるときには、昔からの言い伝えと、仏教の教えを分けて考えることが大切です。

うるう年は「悪い年」ではありません

うるう年は、暦と実際の季節のずれを調整するために設けられているものです。

その年に仏壇を購入したから不幸になる、お墓を建てたから災いが起きる、という仏教上の因果関係があるわけではありません。

したがって、

「今年はうるう年だから、来年まで供養を待とう」

と考える必要はありません。

なぜ「うるう年の仏事はよくない」と言われるのでしょうか?

昔から地域によって、うるう年には建築や結婚、墓石建立などを控えるという言い伝えが伝わっていることがあります。

しかし、こうした風習は地域差も大きく、仏教そのものの教義とは別に考える必要があります。

地域やご家族に長く伝わる習慣を尊重することは悪いことではありません。

ただし、

「守らなければ祟りがある」「悪いことが起きる」

と恐れる必要はありません。

うるう年に仏壇を買ってもいい?

大丈夫です。

仏壇は、仏さまをお祀りし、亡き方やご先祖さまを偲んで手を合わせる場所です。

必要だと思われた時期に、ご家庭の事情に合った仏壇を整えればよいでしょう。

「うるう年だから購入しない」という仏教上の決まりはありません。

うるう年にお墓を建ててもいい?

こちらも問題ありません。

お墓を建てる時期は、うるう年かどうかより、

  • 墓地の準備
  • 石材店との打ち合わせ
  • ご家族の予定
  • 法要の日程
  • 菩提寺との相談

などを考えて決めればよいでしょう。

うるう年に納骨してもいい?

納骨についても、うるう年だから避ける必要はありません。

四十九日、一周忌、お彼岸、お盆など、ご家族が集まりやすい法要の機会に合わせて納骨する方もおられます。

もちろん、納骨する時期にも全国一律の決まりがあるわけではありません。

菩提寺や墓地の決まりがある場合には、そちらを確認してください。

一周忌までに仏壇やお墓を整えなければいけませんか?

今回の相談者さんは、

「8月の一周忌までに」

と考えておられます。

一周忌を一つの区切りとして、お墓や仏壇を整えるのは自然なことです。

ただし、

必ず一周忌までに完成させなければならないわけではありません。

慌てて決める必要もありません。

ご家族でよく相談し、納得できる形で準備してください。

「悪いことが起こるかも」と恐れて供養しなくても大丈夫です

仏事については、

「この日にしてはいけない」

「この年はよくない」

「この向きは悪い」

といった話を耳にすることがあります。

しかし、そのたびに恐れていては、安心して故人に手を合わせることができなくなってしまいます。

供養は、恐れから行うものではありません。

「大切な人を忘れず、これからも手を合わせていきたい」

その気持ちから行うものです。

うるう年だからと心配するのではなく、ご家族にとってよい時期を選び、心を込めて仏壇を整え、お墓を建て、納骨なさってください。

分からないことがあれば、菩提寺のご住職に相談されると安心です。

合掌



関連する仏事相談

① 実家の仏壇を自宅で預かっても大丈夫?
実家の仏壇を引き継ぐ場合の移動、ご本尊や位牌の扱いについて解説します。

② 過去帖は自分で書いてもよいのでしょうか?
繰り出し位牌から過去帖へまとめる場合の書き方や費用について解説します。

③ 家族で宗派が違っても大丈夫?
家族やご先祖さまの宗派が異なる場合のお経や先祖供養について住職が回答します。


※この相談は2008年当時に「お寺ネット」へ寄せられた仏事相談をもとに、読みやすく整理し、現在の住職としての見解を加筆したものです。地域の風習や寺院・墓地の規定などによって対応が異なる場合があります。

  • URLをコピーしました!

コメントで応援してあげてください

コメントする

CAPTCHA


アップロードファイルの最大サイズ: 5 MB。 画像, 音声, 文書, テキスト をアップロードできます。 Youtube、Facebook、Twitter および他サービスへのリンクは自動的にコメント内に埋め込まれます。 ここにファイルをドロップ

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。

目次