人生・仏事の相談室

写経について

  写経とは

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今 心のリラクゼーションを求めて写経をする方が増えております

海外からも日本を訪れ坐禅と同じく写経を体験される方が多いと聞きます。

娘さんの結婚を祝い 夫婦円満祈願の写経を披露宴で渡されたご両親やプロスポーツの世界でも精神統一に写経を採り入れ

自分を養う方もおられ仏教としての写経が今や一般に広まり 生活の一部になりつつあります。

活字ばかりの社会の中で 墨で書かれた文字は心の安らぎさえ覚えます。

さて 初めての方にとっては どこに行ったら体験できるのか、檀家でもないのにお寺に入っていけるのか なにから初めてよいのか

ここでは写経について歴史や功徳を紐解き 写経について考えたい

忙しい現代に心のケアといわれる写経をとりいれて活力にしていただけるようにと 少しでも皆様の写経のキッカケになれば幸いです

ここにホームページの紹介や最新情報を書きます。

あまりにも忙しい現代 ストレス社会ともいえる中で 落ち着く場所を探したり 心の安らぎを得たいとき写経をする

無心に書写するという行為が安心感を覚え心のリラックスになります。本来の写経とは印刷技術がなく手段としての書写と

ありがたい経典を学ぶ上での仏道修行が目的でありましたが 誰しもがその集中する時間には何事も考えず呼吸だけを感じて無心になる

それこそ坐禅にも通じる貴重な時間となるのです。

そして祈願する方法としての写経、世界の平和 国家平安 先祖供養 病魔退散 水子供養 商売繁盛 等の心からの思いを筆を執り写経することで自分を養い 今生きている有難さを自覚する時間を持つ このことが大事なのです。

この有難さを つぎに周りの方々に向けてあげる、先にあげた各祈願等です。

元気なときこそ呼吸の有難さすら感じませんが写経を通じて自己を鍛錬されてはどうでしょうか。

「写経」のWikipediaのリンク

写経の歴史

741年、聖武天皇の時代 全国に国分寺や国分尼寺などの寺院がつぎつぎと 建立され 聖徳太子が制定した「十七条憲法」第二条で「篤く三宝を敬え 三宝とは佛、法、僧なり・・・」とうたわれたことを実践するため多くの仏教テキストが必要になり教典を書写することが広まり これが日本での写経の歴史といわれております。元来 写経とは仏道修行にあって如法経といって一字を書くごとに三回の礼拝をする一字三礼の修行を積んだといわれております。 また日本では厳島神社に奉納されております平安時代の国宝「平家納経」が有名です、平清盛が一族の繁栄を祈願した写経ですが 当時は山や海の自然を「カミ」として祭ったことから神社に納め平安と豊かさを祈願されたのでしょう。釈尊は菩提樹の下で「縁起」の理法を悟られたといわれます。いかなるものごとも独立して存在するもではなく、常に他者との関係をもっている、そして人生は苦であるということ、その苦を克服するには八つの正しい道「八正道」の修行を積むことであると教えられたわけです。 その教え、説法が次々に伝えられまとめたのが多くの経典になるわけです。中でもミャンマー(ビルマ)の丘陵にあるクトドー寺院には釈尊の教説をビルマ文字で730枚の大理石に刻んだものが現存しています。この経典をトリピタカ、翻訳で「三蔵経」といいますが その中に 『物事は心から始まり、心を主とし、心より成り立っている。もし人がきれいな心で物を言ったり、行ったりすれば、幸福がその人の陰のように離れることなくついて行くだろう』というようにこの三蔵経は非常にわかりやすく、なるほどと思われるでしょうが、中には大般若経六百巻のように空を説いた哲学的なものや、父母の恩を説いたもの、医療、施薬を説いたものなど 現在は一般的にお経というと、難しいものという先入観があり、ことにはお葬式の時に耳にするぐらいにとどまり、あまり接することがありませんから興味を持たれる人は限られた人ということになりますが、実はその内容たるや素晴らしいものがありますから写経を通じて是非お経に親しまれることをお薦めいたします。

 

写経の功徳

写経をする際 もっとも多い経典が『摩訶般若波羅蜜多心経』です 一般に『般若心経』と広まっているお経です。わずか二七六文字の短文のお経ですが仏教の原理をすべて包含しているといわれ「空 くう」の思想で あり、「空 くう」の意味について奈良薬師寺の故・高田好胤老師は「空とは、かたよらない心、こだわらない心、とらわれない心」と非常にわかりやすく諭されました。 つまり、「自分自身、あるがまま自然にあれ」という釈迦の教えを集約したもので この「あるがまま」を素直に受け入れられないのが人を苦しめる元凶であり 色即是空 色とは目に見えるもの 物事 であり それは「あるがまま」なのだから それを曲がって見たり 裏から見たり 斜めから見たり 人の勝手な創造で観たり あるいは先入観であり そのまま、あるがままを真っ直ぐに見ないで人に伝えたり揶揄したり 悲観したり さまざまな煩悩が働くわけであります。そこを諭した経典が般若心経であり人生のバイブルといっても過言ではない有難いお経であります 一言一句かみしめて自分に取り入れ 普段の生活に活かしてこそ その写経の功徳が生ずるということです 写経をし、それを習う、 習うという意味合いは実行する 実践するということですから 覚えただけではなんにもなりません 頭でわかっていただけでは功徳にならないということです。たとえば電車の扉が開き、ご老人が入ってきた、その瞬間に身体が反応して席を譲ることとか考えずにも反射的に良い行いができる立派な功徳です そこを寝たフリしてみたり その中で一番若そうな人を睨んだり他人事のようにしてしまう それが「かたよらない心 こだわらない心 とらわれない心 あるがまま」ではないことは紛れも無い事実であります お互いを思いやることこそ「あるがまま」ではないでしょうか この社会の中でお互いを思いやることこそ欠けている問題であることは様々な卑劣なニュースで痛感するばかりです そこに般若心経の教えが活かされれば世界の平和も素晴らしいものになると信じるものであります。

先祖・水子供養にお写経をおすすめいたします。

写経の効果

写経で脳イキイキ
平成18年1月4日 サンケイ新聞に記載されました記事を紹介します

認知症の改善や防止策として、脳を活性化するのに最も効果が高いのは「写経」であることが、川島隆太・東北大学教授と学研の共同研究で分かった。脳の活性化が高いほど認知症の治療や予防に効果があると考えられており、写経は認知症の改善アイテムとしてクローズアップされそうだ。日本の脳機能研究の第一人者として知られる川島教授らのグループが、平成15年から翌年にかけて、仙台市内の高齢者延べ千人を対象に、オセロゲームやくるみ握り、はり絵、あやとりなど高齢者の脳を活性化させるのに役立つとされる百六十種類を実験した。大脳の血流量の変化を二十四点で計測する機械「光トポグラフィ」を頭に装着。作業中に、人間らしい行動の抑制やコミュニケーション、学習をつかさどる「前頭葉」の左右と、空間認識などをつかさどる「前頂葉」の左右の変化を調査した。作業前の平穏時を基準とし、脳が最高に活性化していることを示す数値であるプラス3から、脳がリラックスした状態を示すマイナス3までの11段階で判断した。その結果、写経で、前頭葉、前頂葉の左右、いずれも最高のプラス3を記録。昨年には百人一首を書写する実験を行い、音読しながら書き写す作業の効果を確かめ、前頭葉が左右ともプラス2を示した。一方、脳を活性化しそうに見えるオセロゲームは、前頂葉に変化がなく、前頭葉にマイナス3の値が出て、リラックスグッズであることが判明した。学研は実験結果を冊子「高齢者のアクティビティグッズ」として、全国各地の特別養護老人ホームや自治体など約3万3000ヶ所に無料配布。今年からは東京都府中市の高齢者を対象に、研究結果を活用しながら予防効果の調査に乗り出す。同社は「個人の勘や経験上、認知症の治療や予防に効くとされてきたグッズの効果に、科学的証明を与えた形となった。実験結果を認知症予防の現場でのグッズ選びに活用してもらいたい」としている。

写経の作法

筆と墨があればいつでもできます 用具が無い場合はペン字でも結構ですが ここは是非 筆と墨をお薦めします 墨を擦るその短い時間に呼吸を整える心の準備期間ですし、墨の香りというのは心が落ち着くものです。また毛筆というのはなぜか疲れません、般若心経272文字をキーボードで打つのは写経とは違った神経を使い疲労感もでますが毛筆だと書いたあと爽やかな疲労感と申しましょうか 清清しい気持ちになるものです。


準備品


特に正式な道具を揃える必要はありませんが お寺での写経会を想定していくつかあげてみます。



現在お持ちの筆があればそれでよいでしょう 写経セットというものも販売されております 
新しく筆も求めるのであれば写経は主に楷書で書きますのでイタチ毛がよいでしょう 
行書は軟らかい毛を使います



般若心経の写経であれば272文字なので、あまり大きな硯にタップリの墨は乾いてしまいますので 小さめの硯で少量づつ擦りながらのほうが墨も固まらず書きやすいでしょう
使用後は必ず墨を洗い流しておくとよいでしょう



お持ちの墨があればそれで十分ですが 
墨汁はおすすめできません 墨を擦り心を落ち着かせてください。
小型で上質なものであれば写経会などに出向いたときにも便利です。


写経用紙


写経用紙とお手本の台紙(経典の書かれたもの)は仏具店や書店でお求めにできます
写経をおこなっている各ご寺院では郵送、返送、納経まで丁寧に案内していただけます。
写経のできるお寺リンクを参考にしてください。

写経を始める

◆手を洗い 口をそそぎます 清潔な服装で臨みましょう 携帯電話等 
写経中に気になるものはなるべく避けましょう
◆ お線香があれば 1本立て 部屋を清浄にします
◆ 墨をゆっくり擦り その香りを楽しみましょう
◆ 新しい筆は 先を軽く揉み 水で糊を落とします
◆ 合掌し般若心経をとなえます 呼吸を整え一字づつ 表題よりゆっくり丁寧に書写します
◆筆の持ち方
◇単鉤法(たんこうほう) 鉛筆 ボールペンと同じように人差し指1本を筆にかける書きかたです
◇双鉤法(そうこうほう) 人差し指と中指の二本を筆にかける持ち方です
太字を書くときは双鉤法 細字のときは単鉤法を用います。
◆椀法
腕の構え 運び方を「椀法」といいます
◇枕椀法(ちんわんほう)左手に右手を乗せ筆を運ぶ書き方です
◇提椀法(ていわんほう)手首を机にあずける書き方です
◇懸椀法(けいわんほう)腕を机につけない書き方です
写経のような細字には「枕椀法」か「提椀法」を用います
◆ 書き終えて字の間違いがないか見直します、
字を間違えたときは最初から書き直さず誤字の右横に点(ヽ)を打ち、
同じ行の上下いずれかの余白に正しい字を書きます。脱字のときは、
その箇所(文字と文字の間)の右に点を打ち、行の末尾にその文字を書きます。 
◆ 日付を書きます 経本文から一行あけ 始めの一字文下げてかきます
◆ 祈願の写経の場合 日付から一行空け 右為 と書きその下に祈願する
願文を書きます 身体堅固 病魔退散 水子供養 先祖供養 一周忌 三回忌等
写経のみ目的ならば日付と氏名だけでよいでしょう
◆ 願主 と書き 
その下に氏名を書きます
◆ 最後に回向を唱えましょう

がんにしくどく   ふぎゅうおいっさい  がとうしゅじょう   かいぐじょうぶつどう
願以此功徳 普及於一切 我等与衆生 皆共成仏道
あるいは和文で次のように読む

ねがわくは このくどくをもって あまねく いっさいに およぼし
願わくはこの功徳を以って 普く一切に及ぼし
われらと しゅじょうと みなともに ぶつどうを じょうぜん ことを
我らと 衆生と 皆共に  仏道を成ぜんことを

大意
「願わくは、この写経の功徳をあまねく一切に及ぼし、
我らと六道の世界にあるものが皆、共に仏道の完成にいたることを祈る」

そのあと 宗派により南無釈迦牟尼佛   南無阿弥陀仏   
南無大師遍照金剛 南無妙法蓮華経   等を唱えると良いでしょう
◆ 筆 硯をきれいにして収納します。
◆ 書写したお経は大事に保管し 収める菩提寺様に届けます
郵送 または直接納めに行き その際規定の納経料を納めるとよいでしょう。

 

写経の出来るお寺リンク集

 

 

 

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