だいぶ前の話題でしたが雑誌で「心はどこにある?」という記事がありました。
道行く方にアンケートを収集したところ、およそほとんどの方が左胸を指し「ここです」と返事があったそうです。
中には「頭かな」という方も。
そうです。医療に関わる方、特に研究に携わってる方からは「心は脳にある」と発表しています。
脳がすべてを伝達するのであって、心臓は血液循環の臓器である、心の臓器ではないと。
そして締めとしての記事が「細胞にもあるのではないか」と研究はさらに続いているそうです。

このことは仏教では遥か昔から「心は自身すべてにある」と、伝えられてきたことです。
頭から両手の指先、足の指先まで、細胞すべてに心はある、と。
慈愛の心を育て、身体全体が反応するべきである、もともと「仏心」という身体があるのだと。

電車に乗って、空いてたからとシルバーシートに若者が座ります。
やがて混みだし、一人のご老人が前に立つ、そのとき身体が無意識に反応して、
即座に席を譲ること、それが「仏心」 細胞すべてに行き渡っている仏心があるからです。
頭に心があったとしたら「寝たふりしちゃえ」「誰か立つだろう」よけいな考えを起こします。
あるいは頭では分かっていても身体が反応しない・・・。誠に残念なことです。

スヤスヤと寝ている赤ちゃんの傍を歩くとき、無意識に音を立てないようソロリソロリと歩く。
足先まで仏心があるから即座に反応するんですね。指先までもの細胞が優しく働くのです。
私達は多くのご先祖様からDNAを引き継ぎ、「仏心」をも引き継いでおります。
その仏心を育てなくてはなりません。それが命を引き継ぐということ。

感謝の意を持ち、ご先祖様から伝わった命、身体を養うこと、供養とは引き継ぐことである。

ありがとうございました。